こんにちわ!パーソナルジム、レグネス4h新潟弁天橋店です!
ヒトの体というのは非常によくできています。傷を直したり、病気を治したり、いろいろな機能が体の中にはつまっています。その機能の内のひとつに恒常性というものが存在します。この恒常性という機能は筋トレやダイエットをする上でも大いに関わってくる機能です。今回はその恒常性について書いていきます。
○恒常性機能とは
恒常性機能とはホメオスタシスとも一般的には呼ばれます。この恒常性の主な働きとしては体の内部の環境を一定に保つ働きです。なので恒常性機能と一口に言ってもとても多くの機能に枝分かれするのです。
そして恒常性機能が主に働くのは、自律神経系、内分泌系、免疫系です。
自律神経系は主に交感神経系と副交感神経系に分けられ、呼吸や体温、血圧などを支配しコントロールする役割を担います。
内分泌系は体のいろんなホルモンを調節する役割。
免疫系は体内を有害なウイルスや細菌から守ったりします。なので最初に書いた病気を治すのも恒常性機能があるおかげなのです。
これらが恒常性機能によってコントロールされているのです。
○筋肥大と恒常性
それでは筋肥大と恒常性はどのように絡み合ってくるのでしょうか。筋肥大を起こすには、筋タンパク質の合成を促す必要があります。筋タンパク質の合成は血液内のアミノ酸濃度、つまり血中アミノ酸濃度が高まっている状態で行われます。
体にとって恒常性はなくてはならない機能ですが、これは時に筋肥大にとってマイナスな働きをすることもあります。
恒常性は体の内部環境を一定に保とうとします。なので血液内のアミノ酸濃度も一定に保とうとするのです。ですが筋肥大には血中アミノ酸濃度が常に高まっていてほしいもの。なので仮に血中アミノ酸濃度を上げたとしても恒常性機能によって再び元の水準まで戻されてしまうのです。これでは筋肥大がしにくいですね。
では私たちはみすみす恒常性の言いなりになるしかないのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。こっからは恒常性機能に対しての打開策を書いていきます。
恒常性機能によってせっかく上げた血中アミノ酸濃度が戻ってしまう…。ならばこっちも血中アミノ酸濃度を上げ戻すまでです。
血中アミノ酸濃度は一気に下がるわけではありません。多少の時間をかけながら徐々に下がっていきます。なのでそのタイミングで更にプロテインを飲むか、タンパク質を含む食事をおこなって下さい。これにより、下がりかけた血中アミノ酸濃度が再び上がり始めます。
こうして恒常性に抗いながら、なんとか血中アミノ酸濃度を高く保持することができるのです。ボディビルダーたちが何回も数時間おきに食事やプロテインを飲んでいるのはこれらの理由からなのです。
これが筋肥大と恒常性の関係です。筋肥大と恒常性は他のところでも沢山関係していますが代表的なものをひとつ紹介しました。次回はダイエットと恒常性機能について書いていきます。ではまた。
この記事へのコメントはありません。