体のエネルギーを生み出す仕組みについて

こんにちわ!パーソナルジム、レグネス4h新潟弁天橋店です!

私たちの体を動かすものはなんでしょうか?言わずもがな、筋肉ですね。ではその筋肉を動かしているものはなんでしょうか。体を動かすためにはエネルギーが必要です。そしてそのエネルギーの産み出し方は我々の動きによって変わってくるのです。今回は私たちの体を動かすエネルギーについて書いていきます。

 

 

○エネルギー源

私たちを動かすのは筋肉、ですが筋肉のエネルギーはなんでしょう。筋肉のエネルギーはアデノシン三リン酸(ATP)と言われるものです。このアデノシン三リン酸(以下ATP)はアデノシンという物質にリン酸が3つくっついた物質です。

正確にはこのATPからリン酸がひとつ離れ、アデノシン二リン酸(ADP)になったときにエネルギーがうみだされるのです。

そしてくどいですが筋トレで筋肉を動かすときはもちろん、日常生活で行うさりげない動きでもATPは消費されます。ですが筋肉内にあるATPはそう多くはありません。なのでまた新たにATPを再合成(再び作る)する必要があるのです。ですがその再合成は運動強度によって2つのやり方に分かれます。

これらは無酸素系と有酸素系に分けられます。無酸素系は短距離や投球等の瞬発的な動きをするときに使われ、有酸素系は長距離など長い運動時に使われます。

そして、無酸素系はATP-cp系と解糖系に分けられます。

 

 

○ATP-cp系

ATP-cp系は非常に大きい力を必要とする時に利用されるエネルギー機構です。例えば筋トレや短距離など。エネルギーを生み出す速度がとても早いのが特徴です。

ATP-cp系は既に使われてしまったADPにリン酸をくっつけ、再びATPを産み出します。ですが、筋肉内に貯蔵されているクレアチンリン酸は非常に少なく限りがあります。なのでこのATP-cp系はおよそ8秒程度しか持続しません。

 

 

○解糖系

解糖系は体内にある炭水化物を利用します。炭水化物、つまりグリコーゲンはピルビン酸という物に分解されます。エネルギーが沢山必要とされる運動時は、ピルビン酸は一時的に皆さんがよく聞く疲労物質、乳酸へと還元されます。この、

グリコーゲン→ピルビン酸→乳酸

という一連の反応の中で発生するエネルギーがATPを産み出すのです。解糖系の持続時間はおよそ30秒程度とされています。

 

 

○有酸素系

有酸素系は先程も説明したように、長距離走やジョギングなどの長時間の運動時に利用されるエネルギー機構です。エネルギーを生み出す速度は非常に遅いものの、半永久的にエネルギーを産み出せる機構です。

有酸素系の仕組みですが、中々に複雑でよく分からない単語が沢山出てくるのでここではとっても簡単に説明します。これは簡単に言えば体内の脂肪や炭水化物をエネルギーとしてATPを作り出せるエネルギー機構です。炭水化物と脂肪ですが、割合的には脂肪の方が使われます。脂肪燃焼には有酸素運動がいい、と言われるのはこれが所以です。これらが体内で分解され、複雑な体の中の回路にて処理され、その結果多くのATPを産み出すことができるのです。

 

 

 

以上が、様々なエネルギー供給機構についてでした。人の体は、このような時と場合によってエネルギーの産み出しかたが変わっているのです。今回は少し難しかったかもしれませんが、これがわかると、次回のブログがとても読みやすくなると思います。ではまた。

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